2021年度大学入試結果に関して
浅野中学・高等学校進学指導部では、本校の 2021 年度大学入試結果を以下のように総括します。
昨年度の大学入試では、入試制度の大幅な変更や Covid-19の影響もあり学習環境の変動が大きく、不安と向き合いながらの受験となりましたが、本校の卒業生(98期卒業生)は強気の姿勢と持ち前の粘り強さで、最後まで第一志望を目指して努力を重ね、結果的に多くの卒業生諸君が、 難関国公立大学、難関私立大学に合格しました。先の状況を見通すことが極めて難しかった昨春の家庭学習期間なども含め、常に高い目的意識を持って学習の方向性をしっかりと見定め、誠実 に学習を重ねてきた努力の賜物であると考えています。合否結果だけでなく、この一年間の卒業生諸君の足跡を振り返るにあたり、改めて敬意を表したいと思います。
東京大学については現役合格者数、現役生と既卒生の合計の合格者数とも過去最高の実績をあげ、4年連続で30名を超える現役合格者を出すことができました。
国公立大学医学部医学科についても二桁の現役合格者が出ており、横浜市立大学医学部医学科、千葉大学医学部医学科などの難関国公立大学に着実に現役合格しています。
一橋大学と東京工業大学については、いずれも二桁の現役合格者を出しました。特に東京工業大学については今年度も健闘し、20名近い現役生が合格を勝ち取ることができました。 慶應義塾大学と早稲田大学についても、現役生、既卒生ともに健闘しました。3月31日現在で、延べ人数で慶應義塾大学に 135 名、早稲田大学に 106 名の現役生が合格し、素晴らしい実績 を残してくれました。
今年度も全体としては良好な結果であったと考えられますが、大学入試には全体的な概評だけで は総括しきれない様々な側面があります。なかには、第一志望にあと一歩及ばず、一年後に再挑戦することを決めた卒業生も少なからずおり、指導のあり方に関して今後さらに改善しなければならない部分もあります。
進学指導部にとって最も大切なことは、生徒諸君が高い志を持って自分の将来を見定め、胸を張って目標達成に向けて挑戦していくためのサポートを続けることに尽きると考えています。生徒諸 君ひとりひとりの目標が実現できるように、私達も一年間、全力で取り組んで参ります。
浅野中学・高等学校
進学指導部
2021年度大学入試結果内訳
2021年4月3日現在